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生産拡大と新分野参入でHD体制強化

包装資材メーカーの㈱モロフジを中核会社に発展するモロフジホールディングス㈱。名古屋オフィスの開設、新工場稼働など事業拡大を図る一方、グループ会社では葉物野菜の生産工場を稼働させる。1953年の創業から業界のトップランナーとして走り続けてきた同社。新たなステージへと飛躍する。

名古屋に拠点開設 群馬には物流・加工センターを計画

3月1日、東京・大阪に次ぐ3拠点目として名古屋オフィスを開設した㈱モロフジ。「中部地方において高いニーズが見込める」とし、エリア拡大で売り上げ増加につなげる。
特に最近では、既製品の包装資材を販売する自社通販サイト「イチカラ」からの注文が好調で、こうしたWeb需要に対応する配送拠点を昨年9月、群馬県伊勢崎市内に開設した。今後は、ポリエチレンを使用した主力のポリ袋の物流拠点と、袋の二次加工が可能な専用事業所の設立を計画し、実際に今年3月から社員2人を常駐させ、開設準備室として動き始めた。「全国各地から注文が増え、特に関東地区からの問い合わせが多い。中間地点の群馬に物流・加工センターを設けることで、スピーディーに対応できる」(諸藤社長)とし、2019年内の本格稼働を目指す。

平戸市に葉物野菜の植物工場

主力事業を拡大する一方、新分野への参入にも目を向ける。傘下の農業生産法人・モロフジファーム㈱では、長崎県平戸市にレタスや水菜などの葉物野菜を製造する植物工場を開設し、今年9月から栽培を開始する。
この植物工場とは、一般的な生産工場と違って自然光を利用した水耕栽培で、計画的に野菜を生産する空間のこと。同市田平町にある約6,000㎡の土地に水耕栽培ハウスを建設し、初年度で約32万株の野菜を生産する方針だ。生産した野菜は、長崎県内のスーパー、または福岡県内の外食産業向けに卸販売していく。「天候に左右されず、多くの農産物を生産、販売できることが植物工場の強み。新たな事業の柱にしたい」と期待を寄せる。
植物工場の新設を背景に、2月20日に平戸市と進出協定を締結したモロフジファーム㈱。本社を福岡市中央区白金から平戸市内に移し、農業事業を一層本格化させていく。
将来的には、モロフジファーム㈱で生産した野菜を梱包するパッケージも、グループ会社のモロフジで製作するなどし、内製化の強化を図っていく。
2015年に設立したモロフジファーム(旧:地のものファーム)では現在、長崎県松浦市の自社農場2カ所で野菜を栽培している。なかでも皮が赤黒く、さつまいもや栗のコクを足したような「グラウンドペチカ」や、17年に栽培解禁された「ながさき黄金(こがね)」といった珍しい品種のじゃがいも栽培に力を入れており、全国の八百屋や仲卸業者、個人から高い支持を得ているという。

包装資材の貿易事業を強化

同じくグループ会社の諸藤通商㈱では、海外から包装資材の既製品を輸入して、国内の問屋に卸販売する貿易事業を強化するため、3月1日に中核会社のモロフジが開設した二日市オフィス内に、貿易事業グループを立ち上げた。将来的には、包装資材の輸入に加え、グループ会社の農業法人・モロフジファーム㈱で生産した野菜を輸出することも構想中で、事業の拡充に取り組む。
16年8月に持ち株会社制に移行し、生産拡大や新分野参入に取り組んできたモロフジホールディングス㈱。17年8月期の売上高はグループ全体で40億円と好調に推移しており、今後の事業拡大を視野に入れた人材確保にも尽力しながら、多角的に事業を拡大していく。

諸藤 俊郎 社長
もろふじ・としろう/みやま市瀬高町生まれ、太宰府市出身。1977年4月21日生まれの40歳。東京都立大学(現・首都大学東京)経済学部卒。大学卒業後、証券会社に入社。営業職を4年間経験し、2004年に㈱モロフジへ。営業部に配属され、06年から常務取締役、16年8月に社長就任。趣味はキャンプ、テニス、海水浴

採用情報
募集職種/営業、企画、商品管理、Web企画 応募資格/大学卒、大学院卒
採用実績/2016年度3人、2017年度6人、2018年度2人
採用予定/3人
問合せ先/TEL.092-924-0003
担当/管理課 田中
※採用情報は㈱モロフジの内容を記載

(ふくおか経済EX2018年)


会社情報COMPANY PROFILE

会社名
モロフジホールディングス(株) (モロフジホールディングス(カ)
代表者名
諸藤俊郎
所在地
〒810-0012 福岡市中央区白金1-6-14 ニチエイ白金ビル4F [MAP]
TEL
092-753-6830
企業ホームページ
http://www.morofuji-h.co.jp
設立
2016年8月
創業
資本金
1,000万円
従業員数
200人