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設立30周年、新工場稼働と農産物生産で事業拡大

パッケージの製造販売を中心に、通販支援や農産物製造、海外貿易事業などで発展を遂げ、今年2月には中核会社の㈱モロフジが設立30周年を迎えた。グループ5社の強みを生かし、さまざまな分野に挑戦する「コングロマリット企業」を目標に、新工場稼働や葉物野菜の生産で企業力に一層磨きをかけていく。

8月、群馬県伊勢崎市の新工場稼働

主力事業である包装資材の製造、販売事業においては今年8月、群馬県伊勢崎市内で新工場が稼働する。伊勢崎市赤堀今井町の「多田山北産業団地」内に建設中の新工場は、敷地面積約6,600㎡。平屋建てで、工場の建築面積は1,320㎡。諸藤社長は「包装資材の自社通販サイト『イチカラ』が好調で、特に関東エリアからの注文が増えている状況。中間地点の群馬に拠点を構えることで、関東地区からの注文にも迅速に対応でき、事業拡大を図ることができる」と期待感を示す。
また、包装資材や農産物の輸出入販売事業の諸藤通商㈱では昨年12月、物流や梱包機器を専門に扱う通販サイト「マシプロ」を開設するなど新たな動きもある。工場や倉庫、店舗、農作業で必要となる業務機器を販売するECサイトで、袋の密封機や真空パック機、結束テープ、包装機、緩衝材といった包装機器を中心に販売する。現時点の取り扱いアイテム数は65点で、初年度で100点にまで増やしたい考えだ。

持ち帰り飲料専用袋が特許取得

事業拡大に向けた新工場建設や通販サイト開設などの動きに加え、昨年11月には自社開発の手提げ袋が特許を取得した。コンビニの持ち帰りコーヒーなどを入れる専用の手提げ袋で、商品名は「キャッチバッグ」。従来品はカップを固定する台紙をビニール内にセットするタイプだが、同社製品は、商品を固定するビニール製のカップホルダーをあらかじめ袋と一体化させることで、台紙を用意する手間とコストを省いている。今後も引き続き、自社開発のパッケージ企画に注力しながら、利便性の高い商品を生み出していく方針だ。

葉物野菜生産の植物工場が稼働

主力事業の拡大を図る一方、農産物事業に新規参入し、昨年10月から実際に生産工場を稼働し始めた。
同工場は、長崎県平戸市に拠点を置くグループ会社のモロフジファーム㈱が運営しており、レタスなどの葉物野菜を水耕栽培で製造するハウスだ。1カ月あたり18,000株を生産しており、生産した野菜は長崎県内のスーパーや県内の外食産業向けに卸販売している。
一見、主力のパッケージ事業とは全くの別分野に感じられるが、モロフジファームで生産した野菜は、貿易事業の諸藤通商を通じて香港やシンガポールなどに輸出する動きもある。黄色い果肉のじゃがいも「ながさき黄金」など珍しい野菜も生産しており、特に富裕層が多いアジア圏内に輸出するなどして高級路線での販売を強化していく方針で、諸藤社長は「国内で少量生産しているので、その稀少性を売りに海外へ輸出することで販路拡大につなげたい」と話す。
また将来的には、鮮度保持機能を強化したフィルムをモロフジケミカルで開発し、モロフジファームで生産した野菜の梱包パッケージにするなど、内製化を図っていくという。
1953年の創業から包装業界のトップランナーとして走り続け、今後はさらに可能性を広げるべく、さまざまな分野を複合的に絡ませて発展する「コングロマリット企業」を目指す。「グループ全社で相乗効果を高めながら、企業価値向上を狙っていきたい」と諸藤社長は目を輝かせ、次なるステージでのさらなる飛躍を見据えている。

諸藤 俊郎 社長
もろふじ・としろう/みやま市瀬高町生まれ、太宰府市出身。1977年4月21日生まれの41歳。東京都立大学経済学部卒。大学卒業後、証券会社に入社。営業職を4年間経験し、2004年に㈱モロフジへ。営業部に配属され、06年から常務取締役、16年8月に社長就任。趣味はキャンプ、テニス、海水浴

 

採用情報
募集職種/営業、企画、商品管理、Web企画
応募資格/大学卒、大学院卒
採用実績/2019年度2人
問合せ先/TEL.092-924-0003
担当/管理部村上
※採用情報は㈱モロフジの内容を記載

(ふくおか経済EX2019年)


会社情報COMPANY PROFILE

会社名
モロフジホールディングス(株) (モロフジホールディングス(カ)
代表者名
諸藤俊郎
所在地
〒810-0012 福岡市中央区白金1-6-14 ニチエイ白金ビル4F [MAP]
TEL
092-753-6830
企業ホームページ
http://www.morofuji-h.co.jp
設立
2016年8月
創業
資本金
1,000万円
従業員数
200人