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創業20周年、新体制で
総合不動産企業へ加速
(写真左)福岡市六本松に建築したRCマンション
(右上中央)藤本修社長(右上)ビジネスカジュアル導入後のオフィス
創業20周年の節目を前に、創業者の中島厚己会長が退任し、実務トップの藤本修社長が代表権を継承という大きな転換点を迎える。強固な金融機関連携とRC事業の本格化を武器に、今期売上高は過去最高を更新する見通し。次なる目標のグループ売上高500億円の早期達成へ向けて組織基盤の構築を急ぐ。
今期売上高は初の200億円超へ
一昨年に持ち株会社制に移行し、住宅に関するあらゆるサービスをワンストップで提供する総合不動産企業として、大きな飛躍を遂げた。2026年6月期はグループ全体で期首予想の280億円を上回る290億円超、アイケンジャパン単体でも売上高210~220億円に到達する見通しで、過去最高を更新する勢いを見せている。2025年12月末時点の累計販売棟数は1,546棟に達し、前年同期比で約160棟増加した。
この躍進を支えているのは、例年を上回る契約ペースの速さだ。上半期時点での契約数は120件を超え、従来比で約1.5倍に伸長した。背景には、アッパーマス層を中心とした堅実な投資ニーズの取り込みがある。同社独自の「収益稼働率」は98.7%という高水準を維持しており、築年数を経ても高い家賃収入を保つ実績が、投資家からの厚い信頼に直結している。また、金融機関とのパイプが強固になっている点も見逃せない。現在、全国40行以上の金融機関と取引を継続しており、地域トップクラスの金融機関によるバックアップが社会的信用を押し上げ、新規顧客の心理的障壁を取り払う好循環を生んでいる。
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RCマンション開発を本格化
同社は現在、木造アパートに続く第2の柱としてRCマンション事業を戦略的に強化している。自社ブランド「ADORE(アドレ)」は、沖縄で3棟、東京で3棟の展開を進めており、岡山でも着工を控える。今年2月には、東京の富裕層を顧客に持つ税理士事務所と業務提携を締結。これにより、10億〜20億円規模の投資を求める超富裕層に対し、出口戦略も見据えた高単価なRC物件の供給が可能となった。
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藤本社長に代表権、中島会長が退任へ
今年8月で創業20周年を迎える同社。6月をめどに中島厚己代表取締役会長が退任し、藤本修取締役社長が代表権を持つ役員改選を予定している。「親会社㈱アイケンホールディングスの社長としてグループ経営に専念し、傘下企業6社全体の経営管理を徹底したい」と狙いを語る中島会長。重点項目として、RC建設、工事を手掛ける㈱アイケン建設の人材採用強化のほか、不動産売買仲介の㈱アイケンリアルエステート、洋菓子店を運営する㈱東京おだふじの拠点拡大を挙げる。藤本修社長は「既存拠点にはまだまだ伸び代があるので、支店展開と並行して安定させていきたい。国内は関東圏、海外ではシンガポールへの進出も視野に入れている」と意気込む。
26年度スローガンは「守り、越えよう」。「これまで培ってきた会社の良いところを守りつつ、次の20年に向けてさまざまな困難を一致団結して乗り越え、今以上に成長していってほしい」という思いが込められている。昨年本社を福岡大名ガーデンシティに移転し、全社員のベースアップ実施やビジネスカジュアルの導入など、社員が柔軟かつ快適に働ける環境作りにも余念がない。採用活動も新卒・中途共に順調で、3年目までの定着率は90%と着々と基盤構築が進む。グループ売上高500億円の早期達成に向けて全社一丸となり、さらなる飛躍を目指す。
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| 中島厚己会長 なかしま・あつみ/大分県日田市出身。1965年7月23日生まれの60歳。九州電子計算機専門学校福岡校卒。不動産賃貸仲介会社、アパート販売会社などを経て、2006年㈱アイケンホームを設立、14年に㈱アイケンジャパンへ社名変更した。24年9月から現職、持ち株会社㈱アイケンホールディングスの社長も兼任。趣味はドライブ、ゴルフ |
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