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S&P社の中小企業格付でダブルエー取得  かば田食品    辛子明太子業界で初


 辛子明太子製造販売の株式会社かば田食品(北九州市八幡西区八枝5丁目、椛田稔幸社長)は、1月11日、スタンダード・アンド・プアーズ社の「日本SME 格付け」(中小企業格付け)において「aa(ダブル・エー)」の格付けを、辛子明太子業界で初めて取得した。
 西日本シティ銀行が取り次ぎ紹介業務を担ったもので、ダブルエーは上位から2番目の格付け。椛田社長は「高い評価を頂き、光栄と思うと同時に身の引き締まる思いだ。これからも現状に満足せず、さらに上の評価を頂けるよう社員全員努力していく。また、さらなる発展と社会貢献のため優秀な若い力を強く求めており、今回の高評価で当社を認識してもらえれば」と話している。
 同社は1921(大正10)年創業、79(昭和54)年9月設立。資本金1,000万円。社員数150人。「点と丸の昆布漬け辛子明太子」として知名度も高く、福岡、東京、佐賀、大分、山口に42店舗を展開している。
 日本SME格付けは、世界有数の格付け会社、S&Pと日本リスク・データ・バンク株式会社(RDB)が共同開発したデータベースを基にした格付けサービス。同スキームを使っての中小企業のみ対象の格付けは世界でも日本が初めて。対象は年間売上高10~100億円の未上場企業(金融業、医療法人、宗教法人などは対象外)。格付けは、信用力が高い順から「aaa」~「ccc」までの七段階。高位の格付けを取得すれば、国際的にも通用する指標として、企業のイメージアップに繋がる可能性があるといい、西日本シティ銀行が05年12月から仲介業務を開始している。