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9月1日に学校などの同窓会の幹事代行サービスを開始   西鉄旅行とエントリーサービス   名称は「同窓会プラザ」


 西鉄旅行株式会社(福岡市中央区天神1丁目、吉村隆次社長)とイベント総合請負業のエントリーサービスプロモーション(同天神3丁目、新井洋子社長)は9月1日、学校などの同窓会の幹事を代行するサービスを始めた。
 両社の共同事業として始めたもので、名称は「同窓会プラザ」。名簿作成から案内状作成・発送、出欠管理、不明者リスト作成、会場手配、会場打ち合わせ、名札作成(旧姓入り)、当日の受付まで幹事役を代行し、オプションとして看板作成、司会代行、記念写真、2次会の手配も受ける。料金は飲食代金と一緒に会費として参加者から徴収し、居酒屋からホテル、レストラン、温泉(宿泊)まで会場によって4,000円から1万円を超える会費を幅広く設定。56~60歳の団塊の世代を軸に、小・中・高・大・専などの卒業生のほか、企業のOB会、還暦の集いなど幅広い同窓会をプロデュースする。
 代表には新井洋子エントリーサービスプロモーション社長が就き、スタッフはエントリー側から7人、西鉄旅行側から4人の計11人を配置。このうち2人を専従としてスタートした。受付はエントリーサービスプロモーション内に置き、本部は福岡市中央区薬院3丁目の西鉄旅行営業推進部内に設置。同日付で専用のホームページも開設した。
 同窓会幹事代行サービスは、東京を中心に3社程度の専門業者があるが、九州では珍しい。旅行会社としては九州初の試みという。当初は福岡を中心に営業展開するが、西鉄旅行の九州各県の営業網を通じて九州全域に広げる考えで、将来的には全国展開を狙う。来年3月末までの初年度目標は、同窓会100組・5,000人、売上高4,000万円。年間で売上高1億円を目指す。
 吉村龍次西鉄旅行社長は「2007年問題をビジネスとして取り組もうと検討していたなかで生まれてきた案の1つ。両社の得意分野を生かして、お互いの事業分野を補完しあうことで、同窓会代行業の想定できるほとんどの業務の立ち上げを素早く実行することが可能になった」と話している。