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7月1日付で新社長に本村常務   月星化成   田中社長は代表取締役会長へ


 履物メーカー最大手の月星化成株式会社(久留米市白山町、田中久義社長)は、7月1日付で新社長に本村郁常務が昇格することを決めた。田中社長は代表取締役会長に就く。
 03年7月から、グループ販社の在庫、経営一元化、海外市場進出、工場のレイアウト変更による効率化など経営基盤強化に取り組み、経営改革にめどがついたことからトップ交代となった。
 本村郁常務は福岡県出身、1946年1月8日生まれの60歳。九州大学経済学部卒。1970年4月に月星ゴム株式会社(現月星化成株式会社)に入社、海外部長、綜合企画部長などを経て、02年9月に取締役、05年7月から常務を務めている。

 ムーンスターに社名変更

 また、同社は、同日付で、販売強化のためグループ販社を経営統合することを機に社名を変更する。新社名は「株式会社ムーンスター」。従来、コーポーレートブランドとして使用してきた「ムーンスター」を社名と一致させることで企業イメージ、ブランド力を高めることが狙い。また、今後、海外市場にPRしていくにも馴染みやすい社名に変更した。
 同社は1873年10月創業、1931年2月設立、資本金は13億円、7月1日付でグループ販社9社を経営統合し、従業員数は約1,150人となる。06年6月期決算では、売上高370億円を見込んでいる。