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6月1日付でSES、開発の2本部新設  メディアファイブ    5本部体制に組織改編


 システム開発、ITエンジニアの提供を主力事業としているメディアファイブ株式会社(福岡市中央区天神3丁目、上野英理也社長)は、6月1日付でエンジニアリング本部をSES本部、開発本部に分割し、5本部体制とする。
 同社は、これまで営業本部、エンジニアリング本部、研修本部、管理本部の4部門体制で展開してきたが、IT技術者育成を目的とした「SES(システムエンジニアリングサービス)」事業の拡充、ソフトウェア受託開発(SI)事業の営業力強化を目的に「エンジニアリング本部」を分割するもの。
 SES本部においては、これまでエンジニアリング本部に100人を越える技術者が在籍しており、エンジニアリング本部長が1人で統括していたが、SES1~5課で構成することにより、研修センターで育成したITエンジニアの早期スキルアップとエンジニアの定着向上を図る。各課に課長1人、リーダー2人を配置し合計15人で運営する。SES本部長には中須龍二エンジニアリング本部リーダー(33歳)が就任する。
 開発本部においては、これまで企業の下請けになりがちだった体制を、ソフトウェア開発に特化し、営業力、技術力の強化を実現することで、全国規模のSI案件受注を視野に入れ、総合エンジニアリングを目指す。開発本部長は上野英理也代表取締役社長(47歳)が兼任する。
 同社では「離職は弊社にとって一番の損失となる。組織を見直すことで、まずは働きやすい環境を作り定着率を上げていく」と話している。
 同社は1996年6月設立、資本金1億7,582万円、従業員数230人(正社員131人)売上高7億7,600万円(06年5月期)。06年10月25日、Qボードに上場した。
 上野社長は福岡市早良区出身、1959年9月17生まれの47歳、鹿児島大学理学部数学科卒、趣味はスポーツ。