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4月上旬、中国北京市に居酒屋出店  益正グループ   日本人ビジネスマン、富裕層向けに


 居酒屋チェーンの株式会社益正グループ(福岡市中央区大手門1丁目、草野益次社長)は、4月上旬、中国北京市に居酒屋「益正」を出店する。海外出店は初めて。
 同社は、今年1月、投資事業を展開する豪峰有限公司(北京市、李泓?社長)と飲食展開の合弁会社「豪峰益正有限公司」を設立。富裕層が増加している中国で需要を見込む。日本人ビジネスマンを主力ターゲットにし、徐々に現地の高所得層を顧客に取り込んでいく。場所は、日系企業が多い北京市三元橋のオフィス街。メニューは寿司など和食がメーン。店舗面積は660平方m、客席数はテーブル150席。個室が8部屋。厨房を広く構え、セントラルキッチンを併設する。客単価は昼600円で、寿司弁当などの持ち帰りカウンターを設置。夜は3000円でオーダーバイキングシステムをとる。営業時間は昼の部午前11時から午後3時。夜の部が午後5時から午後11時まで。店長は現地採用の基さん(35歳)、スタッフは現地で採用し、50~60人体制となる。初年度売上高目標は2000万円。草野社長は「まずは日本人のビジネスマンをターゲットにして軌道にのせていきたい。北京オリンピックに向け、今後の出店も検討している。また来期(2009年3月期)は、国内での出店ペースをおさえ、通販事業の強化と海外事業へシフトしていきたい」と話している。