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3期連続増益で販売数量は過去最高 イフジ産業


売上高144億円で1・6%減

粕屋郡粕屋町戸原東2丁目の業務用液卵メーカー・イフジ産業株式会社(藤井宗徳社長)の2017年3月期連結決算は、売上高が前期比1・6%減の142億4800万円、経常利益が同2・4%増の6億8100万円の減収増益で、3期連続の増益となった。

営業利益は同3・3%増の6億6300万円、当期純利益は同22・7%増の5億3300万円。主力の鶏卵関連事業では販売数量が前期比5%増と4期連続で過去最高を更新し順調に推移したものの、鶏卵相場が同9・7%低く推移したため、連動する液卵の販売単価が低下。液卵売上高は同3・5%減の120億3300万円となった。また、加工品売上高は仕入商品の販売増などから同21・3%増の6億4700万円。その他の売上高は同25・3%増の3億3000万円だった。この結果、鶏卵関連事業全体では同1・9%減の130億1100万円。セグメント利益は販売数量が好調に推移したことや、鶏卵相場が前期に比べ大きく低下して推移したため、原料仕入単価が低下したことなどから同7・3%増の5億9100万円となった。

子会社の日本化工食品株式会社の調味料関連事業は、新商品に伴う新規顧客の獲得やグループ内での輸入粉卵の委託加工等の販売増加などで、売上高は同2・5%増の13億2100万円。セグメント利益は、得意先の販売商品の構成変更に伴い一部商品で棚卸資産廃棄損が発生したことなどで、同19・6%減の6700万円となった。

今期の見込みは、売上高が同2・2%減の139億4000万円、経常利益は同0・4%増の6億8300万円。営業利益は同2・2%増の6億7800万円、当期純利益は同16%減の4億4800万円を見込んでいる。

2017年5月23日発行