NEWS

  • 地域

2012年までにジャスダック上場を目指す  協同組合エコエナジー   今期売上高は81%増に


 節電ビジネス事業体の協同組合エコエナジー(福岡市早良区百道浜1丁目、川崎敏隆代表理事)は、2012年までにジャスダック上場を目指している。
 同組合は06年3月期売上高が5億5,000万円、07年3月期は売上高約10億円(前期比81.8%増)、経常利益2,500万円を見込むなど業績が順調に推移していることから株式公開を目指している。上場時には売上高30億円、経常利益約3億円を目指している。今後は07年1月1日付で協同組合から株式会社エコエナジーに組織変更し、07年7月に金融機関を対象とした第3者割当を予定している。また、仕入先となる電力会社、顧客間の決済システムや情報開示など内部体制の強化に力を入れる。
 三浦憲道理事は「売上規模、全国を営業エリアにしているのでジャスダックが妥当ではないか。上場によって社会的公器として認知されるようにしたい」と話している。
 同組合は事業所に変圧器を設置し、一旦高圧(6,600V)で受電し、低圧(100または200V)に変換して電力を供給する。高圧受電は通常事業所が受電している低電圧の料金体系よりも割安なため差益で顧客の電気料金を引き下げるビジネスモデルになっている。全国展開で多店舗展開する飲食業者やコンビニエンスストアの地域フランチャイザー等に展開しており、ドラッグストア展開の株式会社ツルハ(札幌市)の北海道地区全高圧店舗(125店舗)のメンテナンスも担当している。
 同組合は2001年8月に電気・保守業者、管理業者、電気資材業者27社で設立、出資金は5,745万円、組合員数は112社(06年3月現在)。