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12月上旬、上海に販社設立   日本タングステン   初年度売上1億6,000万円見込む


 タングステン、ファインセラミックス製品製造販売・日本タングステン株式会社(福岡市博多区美野島1丁目、吉田省三社長)は、12月上旬、中国の上海に販売会社を設立する。
 社名は「恩悌(上海)商貿有限公司」、社長には吉田社長が非常勤で就任する。従業員は5人、資本金6,500万円で日本タングステンが全額を出資する。場所は、中国上海市南京西路の上海エアポートシティーターミナルビル3階。同社は、中国に「四平日本タングステン有限会社」「上海事務所」「香港ブランチ」「SVニッタン株式会社」などの生産拠点を持ち、衛生用品を製造する部品の超合金製ダイカッター(切断機)を製造している。現地販売に特化し、顧客のニーズに対応する目的で新設するもの。タングステンなどレアメタル(希少金属)の材料製品を中国に進出した日系メーカーに販売するほか、超硬合金を使ったダイカッターなどを現地で販売する。初年度売上高は約1億6,000万円、5年後には3億6,300万円を見込む。
 同社では「成長著しい中国市場において、当社の技術やノウハウを活かし、新たな事業の拡大に取り組んでいきたい」と話している。
 同社は1932年9月設立、資本金25億950万円、売上高123億6,800万円(06年3月期)、従業員504人。
 吉田社長は福岡市中央区出身、1943年4月20日生まれの63歳、慶應義塾大学法学部卒、趣味はゴルフ、麻雀。