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11月からCS放送で韓国テレビ局の4番組を放送開始   シーエス九州   アジア番組の強化ねら


 CS放送委託放送事業の株式会社シーエス九州(福岡市中央区渡辺通二丁目、黒川繁夫社長)は十一月から、「194チャンネル」で韓国アリランTVで放映されている四番組の放映を開始した。
 四番組の投入により、同チャンネルで放送される韓国番組を強化したもので、放映される番組は、ソウル、東京、バンコクの最新食情報を伝える「Asian Cuisine Tour」、韓国デジタル産業の今を伝える「Click! Digital Korea」、韓国に昔から残る風景を紹介する「Scenery of Korea」、韓国のポップミュージックを紹介する「Show Music Tank」。 それぞれ週二~四回のペースで放送される。
 以前から同チャンネルでは中国、韓国の番組を放送していたが、今回、四番組の投入でアジア番組をさらに強化した。同社では「最近は韓流ブームで両国の距離は近くなりつつあるが、韓国はそれまで近くて遠い国だった。番組を通して両国がもっと近い国になれば。また、今後は中国などの番組も増やしていきたい」と話している。
 また、同社は視聴者が自分のライフスタイルに合った視聴ができるよう、十月から放送時間を従来の十九時間から五時間延長し、二十四時間放送としている。
 194チャンネルは、九州とアジアに特化した番組で編成され、「九 州・沖縄とアジアの専門局」を標榜している。同社の番組を視聴するには受信機器を準備すれば視聴料、契約料はかからないのが特徴。
 同社は、二〇〇一年十月設立、資本金は三億円。従業員は九人(〇三年三月現在)。九州唯一の東経一一〇度CSデジタル放送の委託放送事業者。来年にも二チャンネル体制を計画している。

2004.11.9 発行 週刊経済より