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11億円で春吉のホテル2棟をリニューアル  ジャスマック    3月と6月に完成


 ホテル「イル・パラッツオ」などをはじめとした福岡市内で3つのホテルを運営している株式会社ジャスマック(福岡市中央区春吉3丁目、葛和伸隆社長)は、総工費11億円をかけ、12月から同地区の「ホテルウィズ」と「ホテルウィズアネックス」をリニューアルしている。07年3月と6月に完成する。
 2棟のホテルが老朽化してきたことに加え、「ファッションホテルとしての認知は地域としてふさわしくない」(葛和社長)ため、リニューアルに踏み切ったもの。また、リニューアル後のホテルは、ビジネス、ファッション、リゾート、デザイナーホテルなどの機能をすべて兼ねた新業態を目指す。新ホテルの名称は「5thホテルイースト(旧ホテルウィズ)」、「5thホテルウエスト(旧ホテルウィズアネックス)」。完成後、ホテルの所有権は投資家に売却し、同社はホテル運営のみを手掛けていくという。ホテル概要は、イースト棟が敷地面積1,215.7平方メートル、延床面積3,026.8平方メートル、地上6階建て、客室数は50室。ウエスト棟が敷地面積2,174.8平方メートル、延床面積は5,333.8平方メートル、地上6階建て、客席数は77室。料金は7,000円から3万円。両ホテルオープン後の初年度売上高は6億円を目指している。
 葛和社長は「春吉は福岡でも指折りの注目店が軒を連ねるエリアになってきた。今回のホテルのリニューアルで、春吉エリアの更なる活性の起爆剤になればと期待している」と語している。
 同社は1994年12月創業、設立。資本金4,000万円。子会社の株式会社門司港ホテル(北九州市門司区港町、同社長)を含むグループ従業員数は160人。06年3月期グループ売上高は36億円。
 葛和社長は東京都出身。1965年11月2日生まれの41歳。カナダトロント大学経済学部卒。趣味は家族との団欒。