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10月1日に合併し、社名をテクニカル電子株式会社に変更   テクニカル電子と中央無線 存続会社は中央無線株式会社


 コインパーク機器メーカーのテクニカル電子株式会社(福岡市南那の川2丁目、本房周作社長)および、同社が2000年に株式交換という手法で事実上傘下に治めたジャスダック上場のモニター機器メーカーの中央無線株式会社(東京都大田区大森西1丁目、同社長)は10月1日付で合併する。中央無線株式会社を存続会社とし、社名はテクニカル電子株式会社に統合する。
 両社の持つ技術を融合することで、市場ニーズに合った新商品の開発、事業および新市場の開拓を目指すとともに、営業強化、事業基盤の強化を図る。合併後は2本社制を採り、現在の中央無線株式会社所在地、テクニカル電子株式会社の所在地それぞれに本社を置く。03年度のテクニカル電子株式会社の年商は約33億円、中央無線株式会社は約30億円。また、テクニカル電子株式会社が8月末に買収した電子部品製造のEPE株式会社が約27億円。なお、この買収により、テクニカル電子株式会社、中央無線株式会社の両社が外部に発注していた製造部分をすべて内製化できるようになるため、「製造直販」体制を築き、大幅なコスト競争力アップが実現した。グループ年商100億円の早期達成を目指す。
 テクニカル電子株式会社は1988年設立、資本金は1億4,400万円、従業員数は80人、拠点数は全国11カ所、工場2カ所。
 中央無線株式会社は1952年5月設立、資本金は10億5,285万円、従業員数は140人、拠点数は4カ所。
 EPE株式会社は1959年8月設立、資本金は5,000万円、従業員数は60人、本社工場、タイ工場(従業員数350人)。
 本房社長は鹿児島県肝属郡串良町出身。51年11月10日生まれの53歳。鹿児島電子工業高校卒。趣味は釣り。