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10月にも戸建住宅の宅地造成に着工 積水ハウスなどアイランドシティ民間企業連合体


 アイランドシティの住宅開発を手がける積水ハウス株式会社(大阪市)など十五社で構成される「アイランドシティ住宅開発企業連合体」は、十月にも戸建住宅の宅地造成に着工する。
 今回着工するのは、住宅ゾーン南部の御島地区に建設される住宅。二〇〇五年九月からアイランドシティ中央公園を会場に開催される「全国都市緑化ふくおかフェア」と同時期に住宅展を開催する。来年八月までに分譲集合住宅百四十戸、戸建四十戸を供給し、〇五年内にも入居を開始する予定。現在は事業開発申請中で、終了後の十月にも戸建住宅の宅地造成、十一月にも集合住宅建設に着手する。
 三十代前後の子育て世代を購入客層と見込んでおり、「容積率を一〇〇%以下におさえ、広場や緑地を整備し、子どもが遊びやすい環境を整備する」(積水ハウス株式会社アイランドシティ開発室淵上一彦室長)。
 アイランドシティ住宅ゾーンでは、今年七月末に福岡市住宅供給公社 と民間企業連合体間で土地売買契約が終了した。一工区内の計画供給戸数は一千五百十六戸(戸建二百三十九戸、共同住宅千二百七十七戸)という。住宅ゾーン一工区の開発計画は総事業費約四百九十億円、事業期間は二〇〇四年から二〇一二年まで。住宅ゾーン全体では六千戸、一万八千人の計画人口を見込んでいる。

2004.9.22 発行 週刊経済より