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10億円かけ大濠2丁目に6階建て億ション  コーセーアールイー   07年2月着工、12月完成


 ファミリー・投資型マンション「グランフォーレ」分譲の株式会社コーセーアールイー(福岡市中央区赤坂1丁目、諸藤敏一社長)は、総投資額10億円をかけ、同市中央区大濠2丁目に6階建て高級マンションを建設する。07年2月に着工し、12月に完成する。
 マンションの名称は「グランフォーレ大濠(仮称)」。場所はアメリカ合衆国領事館近く、厚生年金大濠荘隣り、敷地面積約1,000平方メートル、延床面積1,579平方メートル、3LDK、4LDKの合計16戸。1戸あたり専有面積は120平方メートルで、主要価格帯は約1億円。同マンションでは、ミストサウナや床暖房を完備し、床下の厚みを通常のマンションよりも増やすことで、配管の柔軟性を確保する。それにより、「通常難しいとされる、水回りなどを含めた室内リフォームなども対応できる」(同社)という。同物件を皮切りに、07年以降も同様の億ションを九州地域で年間1~2棟の供給を目指す。

 三井住友銀行等4行が12億8,000万円の協調融資

 また、同社は11月30日付で、大濠を含め、同市中央区平尾、同市博多区神屋町の投資型マンションの計3プロジェクトを対象に、三井住友銀行(東京都)をはじめとする計4行から総額12億8,000万円の協調融資(シンジケートローン)契約を締結した。
 これは、三井住友銀行がアレンジャー(組成者)となり、山口銀行(山口県)、佐賀銀行(佐賀県)、親和銀行(長崎県)の4行が、コーセーアールイーのマンション開発プランへの資金調達を担うもの。シンジケートローンの契約期間は約2年間。
 同社の津田雅浩取締役は「今回のシンジケートローン組成にあたっては、金融機関側の当社への信頼度が高くなったという印象を持っている。融資を踏まえて、今後は億ション、投資型、ファミリー型、全ジャンルで良質な物件提供を目指していきたい」と話している。
 同社は1992年8月創業。資本金は1億3,100万円。従業員数は49人。06年1月期の売上高は40億1,000万円。11月24日付で、みずほ銀行(東京都)を引受人に、国内無担保・私募普通社債の形態をとる約1億円の私募債も発行している。