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05年8月期連結決算は売上高が5.1%増の53億5,800万円   サダマツ   経常利益は1億4200万円で29.7%減


 宝石・メガネ・時計販売の株式会社サダマツ(福岡市中央区赤坂1丁目、貞松隆弥社長)の2005年8月期連結決算は、売上高が53億5,800万円、経常利益が1億4,200万円となった。
 単体の売上高は前期比5.1%増の48億9,400万円、経常利益は同29.7%減の1億9,900万円の増収減益だった。
 6店舗の新規出店とCRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)を駆使した店頭販売の強化などで売上高は好調に推移したが、台風や地震などの天災による影響や宝飾品企画、製造、販売の株式会社ヴィエールを子会社化した投資などで減益となった。
 今期はグループで年間10店舗以上の出店を計画しており、出店の加速と業績の拡大で、売上高は78億1,000万円、経常利益は3億1,600万円を見込んでいる。なお、これまでが非連結決算だったため前年との比較はできない。

 1月に首都圏で展開する子会社を吸収合併

 また同社は06年1月、子会社の株式会社ヴィエール(東京都港区南青山)を吸収合併する。
 今年5月に首都圏を中心にジュエリーショップ38店舗を展開する宝飾品企画、製造、販売の株式会社ヴィエールを子会社化したが、吸収合併することで、首都圏の店舗網や商品企画開発機能を一体化し、製造小売業として強い企業体質を構築する。存続会社はサダマツとし、ヴィエールは解散する。
 貞松社長は「来年2月には東京の表参道ヒルズに両社の持ち味を結集した店舗を出店する。合併後は出店の選択肢も広がり、幅広い事業展開が期待できる」と話している。
 同社は1964年3月設立。資本金は7億3,900万円。店舗数は39店舗。従業員287人。
 貞松社長は長崎県大村市出身。1961年12月22日生まれの44歳。成城大学経済学部卒。趣味は楽器演奏。