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05年8月期めどに株式公開へ 明光電子 売上高80億円で店頭公開市場へ


 電子部品卸業の明光電子株式会社(大野城市東大利三丁目、十川正明社長)は、二〇〇五年八月期をめどに、店頭公開市場への株式公開を計画している。今期の売上高目標は五十億円で、〇五年八月期に同八十億円をめ ざす。
 同社は部品選定や調達を一括で受注、小ロット発注にも対応する同社独自の販売方法を中心に、開拓分野として力を入れる回路設計、基盤の受注試作製造も売上高の三五%を占めるなど貢献したが、主要市場の産業用機器分野が不振で、その影響を受けた。二〇〇二年八月期決算は、 売上高が前年同期比二四%減の三十二億九千万円、経常利益が九割減の一千五百万円となった。今後は、東京での大型受注、システムLSIなど半導体設計製作、省力化機械類の設計製作にも力を入れる。
 同社は一九七九年七月にICの輸入商社として設立・創業、資本金九千九百万円、従業員は五十五人、営業所を東京、埼玉、大阪、熊本、大 分、香港に置く。関連会社として、ネット販売の子会社、明光ネット株式会社(同所、全額出資)がある。事業目標は株式公開のほか、二〇〇八年に売上高二百億円としている。
 十川社長は四八年五月二十三日生まれの五十四歳、広島県安芸郡出身、同志社大学工学部機械工学課卒業、趣味はゴルフ。建設機械メーカ ー勤務の後、同社を設立した。

2003.02.18 発行 週刊経済より