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05年2月めど関東那須工場フル稼働へ 丸永製菓 売上高27.8%増の80億円目指す


 アイスクリーム・氷菓製造の丸永製菓株式会社(久留米市東櫛原町、永渕俊毅社長)は二〇〇五年二月をめどに、栃木県の関東那須工場をフル稼働させる。 
 同工場は〇二年十二月の完成後、試運転を経て〇三年二月から生産を本格化していた。現時点では六本の生産ラインのうち、実稼働しているのは四本、現稼動時間中の稼働率は約八〇%という。フル稼動後は、二十四時間稼働の本社工場と合わせて、前期売上高の二七・八%増となる八十億円の売上高を目指す。各工場での売上高は本社工場が五十億円、那須工場が三十億円を見込んでいる。那須工場は現在二十四時間体制ではなく、全ライン稼動後の状況を見ながら将来的には二十四時間体制にまで拡大したい意向。
 同社は一九三三年四月創業、五六年二月設立、資本金一千四百八十八万円、従業員数百二十五人。〇四年一月期の売上高は前期比四%増の六十二億五千九百九十万円、経常利益は一一・五%増の四千六百万円。鹿児島・大分・日向・東京・大阪・名古屋・札幌に営業所、全国二十カ所に配送デポを展開、六月には広島に駐在所を開設した。

2004.7.27 発行 週刊経済より