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05年目標に東証上場を計画 シノハラ建設システム 年商100億円規模に


 賃貸アパート建設販売・管理の株式会社シノハラ建設システム(福岡市博多区博多駅南一丁目、篠原英明社長)は、早ければ二〇〇五年を目標に、東京証券取引所への株式上場を計画している。
 同社は昨年十二月ジャスダック(店頭市場)に株式公開したが、今後全国的に事業を展開し、知名度の向上をさらに図るために東証への上場を目指しているもの。篠原社長によると「できれば二〇〇五年三月期で、売上高百億円、経常利益五億円超を達成して、東証に上場申請したい」考え。同社では、二〇〇一年から首都圏でアパート建築販売業務を進め ており、今年三月決算で連結売上高五十七億円、経常利益三億円を見込み、来期は売上高七十億円、経常利益四億円弱を目指すという。また来期以降は、名古屋地区での展開も視野に入れており、将来的には全国主要都市圏に業務を拡張していく考え。

  SPC設立し来期から不動産証券化に着手

  同社は自社の賃貸アパート証券化を目的に、SPC(特定目的会社)「シノケンキャピタル」を二月二十六日設立した。
 資金調達と、将来的には個人投資家向けに証券を販売することを目的としたもの。今期中に福岡市中央区・博多区と東京都内などに十二~十 三棟のワンルームタイプを建設しSPCに売却、外資系銀行に五年償還の特定社債を発行して、約十億円を調達する。配当は、高い入居率が見込める新築当初は二・一%、最終は七%を予定するが、「対象物件は駅から徒歩十分以内で、年数が経っても入居率はあまり下がらないだろう」(篠原社長)としており、償還後の物件は売却を予定しているとい う。証券化の一号物件は東京都新宿区で、今秋の完成予定。敷地面積は三百二十平方メートル、二階建て十四戸で一階の居室には八~九帖の地下室、二階にはロフトを備える。
 また篠原社長は「今回の取り組みは、アパートオーナーを始める三十代前後だけでなく、広い年齢層に当社のシステムを活用してもらう目 的。まずは社内でストラクチャーを組み立てて、来期か再来期には個人投資家に証券を販売していきたい」と話している。
 同社は一九九〇年設立、従業員数は百三十四人、資本金は三億千七百六十七万円。関連会社に株式会社シノハラコーポレーション、株式会社エスケーエナジー、株式会社マイメディアがある。

2003.03.11 発行 週刊経済より