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05年年初にも久留米市に複合映画施設を開業 東京都のティ・ジョイ 筑後・佐賀地区で最大規模


 全国で複合映画施設(シネマ・コンプレックス)を展開する株式会社ティ・ジョイ(東京都中央区銀座四丁目、岡田裕介社長)は二〇〇五年年初にも、久留米市にシネマ・コンプレックス「ティ・ジョイ久留米(仮称)」の開業を予定している。
 「ゆめタウン久留米」近くの同市合川南土地区画整理事業区域内で株式会社ティーティーエス企画(飯塚市横田、野見山俊之社長)が建設中のアミューズメントビル「久留米アミューズメントビル(仮称)」二、三階に入居する。当初の開業予定は十一月下旬だったが、建設の遅れのため 開業が遅れる見通し。九月中旬をめどに久留米市内に開業準備室を設置する。
 同施設は十スクリーン、シートは計千九百二十八席で施設面積は約五千三百平方メートル。各スクリーンに車椅子用シートを設ける。完成すれば福岡県南部、佐賀地区で最大の映画施設となる。同社はデジタル映画の衛星配信に積極的に取り組んでおり、「今後はデジタル映像の衛星配信を用い映画のみでなく、スポーツ、音楽のライブ中継などにも取り組みたい。久留米を代表する映画館を目指す」と話している。
 同社は複合映画施設「ティ・ジョイ」を九州内では大分市内、北九州市の「リバーウォーク北九州」内ですでに開業している。また、今年九 月に鹿児島市に開業する鹿児島中央駅のターミナルビル「アミュプラザ鹿児島」六、七階にも同施設を開業する予定で、「ティ・ジョイ久留米(仮称)」は九州で四カ所目となる。

2004.7.21 発行 週刊経済より