NEWS

  • 地域

04年3月期は13店舗以上の出店を計画 ピエトロ 福岡・首都圏を中心に


 ドレッシング製造販売、レストラン事業を手掛ける株式会社ピエトロ(福岡市中央区天神三丁目、村田邦彦社長)は〇四年三月期、レストラン事業で直営・FC合わせ十三店舗以上の出店を計画している。
 外食業界全体の環境が厳しいなか、より出店条件、採算計画などを厳格化することで、前期実績の二十六店舗(移転オープン含む)に比べると、手堅い出店目標となった。しかし、ファーストフード業態「MIOMIO」のフランチャイズ(FC)店の数値目標を設定していないなどの要因もあり、橋本堅次郎・取締役経営企画室長は「計画の数字は最低目標的な数字になっており、それ以上を目指していくことになる」としている。
 店舗業態の内訳は「MIOMIO」の直営店が六店舗、「ピエトロ・バルコーネ」「洋麺屋ピエトロ」のFC店が六店舗、バルコーネタイプの直営店が一店舗を予定。MIOMIOは福岡県・東京都内中心に、バルコーネおよび洋麺屋ピエトロは九州・山口および首都圏を中心に展開する。また前期は十一店舗を閉鎖(移転に伴う閉鎖含む)したが、今期も店舗のスクラップやリニューアルを並行して実施する方針。
 橋本取締役は「メニュー改定や販促効果などで福岡は回復傾向にあるが、競争激化が続く首都圏は依然厳しく、慎重に出店計画を進めていく」と話している。
 同社は一九八〇年十二月創業、八五年七月設立、資本金四億七千四百四十万円。昨年四月東証二部に上場。〇三年三月期はMIOMIOが十三店舗(直営十、FC三)、ピエトロバルコーネが八店舗(直営二、FC六)、洋麺屋ピエトロが五店舗(全てFC)の計二十六店舗を出店。 同三月末の店舗数は洋麺屋ピエトロ七十店舗(直営七)、バルコーネ二十九店舗(直営十四)、MIOMIO十七店舗(直営十三)の総計百十六店舗(うち海外七店)となっている。

2003.04.08 発行 週刊経済より