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ＳＯＳ子どもの村国際本部に正式加盟を申請 　ＮＰＯ法人 子どもの村福岡　　　 年内めどに日本支部へ

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　ＮＰＯ法人「子どもの村福岡」（福岡市中央区赤坂３丁目、満留昭久理事長）は、年内をめどに世界最大規模の子供支援ＮＰＯ団体「ＳＯＳキンダードルフ（子どもの村）」（国際本部：オーストリア）への正式加盟を申請し、日本支部として同村の運営活動を強化する。
　昨年４月、親の病気や離婚、育児放棄などさまざまな社会問題を背景に、家庭的環境を失った子どもたちの救済や社会的養護、自立支援を目的とした児童福祉支援施設「子どもの村福岡」を同市西区今津に開村。１年間の事業活動実績が評価され、国際本部から正式加盟の打診を受けた。
　今年１０月に申請し、同１２月に承認される予定。承認後は世界１３３カ国、４５０カ所で活動する国際ＮＰＯ団体「ＳＯＳキンダードルフ日本支部」として、子どもの村福岡と国際本部の連携を強化し、里親子支援や子育てサロン、研修講座、各種イベント開催の強化、専門家チームによる養育支援体制の確立を目指す。
　現在、約３５百平方mの敷地内にセンターハウスと住宅５棟の構成。坂本雅子村長ほか育親４人、育親アシスタント３人、事務スタッフ１人の計９人体制で８人の乳幼児を受け入れている（５月２０日現在）。同村では今年度までに１０～１５人、２年後には２５人規模での子どもたちを受け入れる方針。
　同法人は０６年７月に設立。支援会員数は個人１５３０人、３３０企業・団体（２０１１年３月現在）。