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SBIと30億円ファンド設立 ふくおかFG
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週刊経済2025年7月9日発行号
AIスタートアップ投資加速
㈱ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市中央区大手門1丁目、五島久社長)は7月1日、SBIインベストメント(東京都港区)および傘下のFFGベンチャービジネスパートナーズ(FVP、福岡市)と共同で、総額30億円のコーポレート・ベンチャーキャピタル(CVC)ファンドを設立した。
AI(人工知能)やフィンテックなどの先端技術を持つスタートアップへの投資を加速させ、協業による新たなビジネスの創出を目指す。新ファンドの名称は「FFGストラテジー2号投資事業有限責任組合」。FFGはかねてより外部パートナーとの連携によるオープンイノベーションを推進してきたが、今回は国内最大級の投資実績とインキュベーションノウハウを持つSBIインベストメントと連携することで、有望なスタートアップの発掘と投資を一層強化する。
ファンドの運営はSBIインベストメントと、これまでFFGのスタートアップ投資をけん引してきたFVPが共同で担う。有限責任組合員(LP)として福岡銀行が出資し、運用期間は10年間を予定する。投資対象は、将来性が見込まれるシードからレイター期のスタートアップで、特にAIやフィンテック分野、その他FFGとの協業が期待される企業を想定している。
FFGは今回の取り組みを通じ、最先端の技術やアイデアを持つ投資先企業の成長を支援するとともに、その技術を活用して地域課題の解決につなげる考えだ。同行は「オープンイノベーションによる投資先企業の成長と地域課題の解決を通じて、一歩先を行く発想で地域に真のゆたかさを実現しています」としている。

