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RPAに関するソリューションサービス強化 BCC


技術習熟した人材育成に注力

情報通信地場大手の㈱BCC(福岡市中央区六本松2丁目、幸田好和社長)は、今後RPA(ロボットによる業務自動化)に関するソリューションサービスを強化する。
RPAは、会計・経理処理などバックオフィス系のルーティン化された業務を自動化し、労働時間の短縮と業務効率化を可能にするソリューションとして注目を集めるロボット技術。同社では2年前から同技術の社内実証を行い、外販では保守契約までを含む大型案件を受注している。今後は働き方改革の推進でさらにRPAマーケットが急速に拡大していくと見込まれるだけに、9月までには全従業員400人のうち、SEを中心とする20%以上の社員がエキスパートとしての育成を完了。RPAの導入に伴う十分なヒアリングから、業務分析、業務フローの構築、ロボット導入後の継続的な保守・メンテまでを一貫して対応できる人材を自社で確保することで事業拡大に備える。
幸田社長は「顔認証技術を応用し、帳票をカメラで認識することで正確に入力作業を行う新技術の実証実験も本格化する。RPAは人が人らしく働ける環境づくりをサポートするツール。その万全なサポート体制に向け人材育成は特に力を入れていく」と話している。

2018年8月14,21日合併号