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M&A効果で売上27%増の37億4900万円 アイキューブドシステムズ6月期
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週刊経済2025年9月3日発行号
過去最高益を更新
モバイルデバイス管理サービスを提供する㈱アイキューブドシステムズ(福岡市中央区天神4丁目、佐々木勉社長)の2025年6月期連結決算は、売上高が前年同期比27・2%増の37億4900万円、経常利益が同31・3%増の8億7700万円となり、増収増益となった。
主軸のCLOMO事業における安定的な成長に加え、25年1月に子会社化したワンビ㈱の業績が第3四半期から連結されたことが売上を大きく押し上げた。また、NTTドコモへのOEM提供を通じた新規顧客の獲得も好調で、期間中の導入法人数は過去最多の1910社増となる8620社に達し、強固な顧客基盤の拡大が続いている。営業利益は同30・8%増の9億500万円、当期純利益は同20・5%増の5億5800万円となり、いずれも過去最高を更新した。
今期は、ワンビ社の業績が通年で寄与することなどから、売上高が前期比20・2%増の45億800万円、経常利益は同24・1%増の10億8900万円と、増収増益を見込んでいる。
同社は2001年9月設立。資本金は4億1406万円。連結従業員数は197人(2025年6月末時点)。2020年7月に東証マザーズ(現グロース)に上場。佐々木社長は1973年生まれの52歳、長崎県平戸市出身。福岡県内のソフトウェア会社を経て、同社を創業した。

