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LNG搭載のタンカーがひびき基地に初入港  西部ガス    700億円で基地建設、11月稼働へ


 西部ガス株式会社(福岡市博多区千代、酒見俊夫社長)グループが建設している大型LNG基地、「ひびきLNG基地」(北九州市若松区響灘)に、初めてLNGガスを搭載したタンカーが入港し、11月の稼働開始に向けた試運転に入った。
 ひびきLNG基地は約700億円をかけて2010年から建設されている同社最大のLNGガス供給拠点で、工事の進ちょく率は94%とほぼ完成間近。今回、実際にタンカーからLNGガスを受け入れたことで、稼働に向けた試運転を実施する。入港したタンカー、「テナガ・リマ号」は全長280m、約8万tの大型船で、マレーシアから約5・8万tのLNGガスを輸送した。輸送されたLNGは、設備のクールダウンを行いながら約1週間をかけて基地内のLNGタンクへ移され、LNG気化器、ポンプ類などの各種性能試験に運用される。試運転後のLNGは北九州エリアの一般家庭などへ供給される予定。
 ひびきLNG基地の敷地面積は32万平方m、容量18万klのタンク2基や、全長300m規模のタンカーが寄港できる大型バース、桟橋などを備える。酒見社長は「LNGの調達力を大幅に強化できるので、原料コストの削減などが期待できる」と強調。また、周辺には拡張可能な敷地を備え、隣接地でLNG火力発電所の建設も計画しており、「機能増強や発電所建設などを視野に、引き続き設備投資を検討していく」と話している。