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JR博多シティの開業半年の来店客数は3080万人  博多ターミナルビル    売上高は約4百億円


 博多ターミナルビル株式会社(福岡市博多区博多駅中央街、丸山康晴社長)と株式会社阪急阪神百貨店(大阪市北区角田町、椙岡俊一会長)は9月5日、3月3日にオープンしたJR博多シティ(アミュプラザ博多・博多阪急)の開業6カ月(3月2日プレオープンから9月2日までの185日間)の来店客数と売上高を発表した。JR博多シティの来店客数は約3080万人で、売上高は約398億円だった。
 1日の平均来店客数は平日が平均14万1千人、土日祝日は平均22万人。開業47日目の4月17日に1千万人、同113日目の6月22日で2千万人を達成、開業180日目の8月28日には3千万人を突破した。月別で見た来店客数は3月が726万人、4月が503万人、5月が487万人。6月が393万人と減少したものの、7月が455万人、8月は489万人と再び増加に転じているとし、丸山社長は「開業の勢いが続いていると考えている」と説明した。
 また売上高の内訳は、JR博多シティ全体で398億円。アミュプラザ博多が計画比120%の191億円、博多阪急が2百億円、博多1番街が7億円。
 アミュプラザ博多の好調なフロアは、シティダイニングくうてんや東急ハンズ。また10階の屋上庭園つばめの杜ひろばも入場者が150万人を超え施設の集客に貢献しているという。
 博多阪急は地階食料品フロア「うまちか!」が好調。人気スイーツがけん引し、想定売り上げの約4割増で推移している。ヤング婦人服フロア「HAKATA SISTERS(博多シスターズ)」も7~8月のクリアランスを機に勢いを増し有力なフロアになっている。
 今後の目標はJR博多シティ開業百日祭での博多阪急との合同企画を踏まえ、「開業2百日祭を企画したい」と丸山社長。また特にキャナルシティ博多との連携の重要性に触れた。博多阪急の柳澤興平店長は約32万人のカード会員をベースとした顧客施策の強化や博多阪急エメラルドカード会員の入会促進とともに「JR博多シティと連携した合同企画を強化したい」と今後の重点政策について述べた。