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JR九州ホテル長崎を全面改装  JR九州都市開発    長崎情緒感じるデザインに


 九州旅客鉄道株式会社(JR九州)の子会社でホテル運営のジェイアール九州都市開発株式会社(福岡市博多区博多駅東1丁目、小濱和彦社長)は、長崎駅に隣接した複合商業施設「アミュプラザ長崎」の上層階にある「JR九州ホテル長崎」(長崎市尾上町)を全面改装する。12月1日から全館休館し工事に着手、リニューアルオープンは2月1日予定。
 これは開業から12年が経過し、長崎の玄関口にふさわしい「異国情緒あふれる長崎を感じるホテル」をデザインコンセプトに全面リニューアルするもの。2階のロビー、フロントは長崎情緒を感じるインテリアと色彩でスッキリした印象に改装。エントランスロビー壁面に「南蛮屏風」を施すほか、フロントカウンターは、「長崎の出島」をイメージさせるデザインにする。6階から10階までの客室(全144室)および廊下は、床、壁、天井、家具を一新。客室カーペットは「長崎のハタ」をモチーフにしたオリジナルデザインとし、ベッド頭側のヘッドボードには中国格子の意匠を組み込みながら西洋イメージのモザイクタイルを施す。また、世界的な高級ベッド「シモンズ」のポケットコイルマットレスや全室冷暖房自在の個別冷暖フリー化、安全性の高い非接触型ICカードキーを新たに採用。浴室(浴槽、便座、洗面台など)も快適化を図り完全リニューアルするほか、壁クロスに人や環境にやさしい素材「光触媒壁クロス」を施した部屋も設ける。
 同社は1999年4月設立、同6月開業。資本金4億円でJR九州の100%出資。従業員126人(昨年9月現在)。宿泊特化型ホテルを福岡、長崎、熊本、鹿児島、小倉、宮崎に展開するほか、2005年10月に屋久島にリゾート型の「JRホテル屋久島」を開業。来年4月博多駅博多口そばに、14年春には東京・新宿駅そばにプレミアムクラスの宿泊主体型ホテルと位置付ける新業態「ブラッサム」ブランドのホテル出店を計画している。