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ISO9001など3種の国際規格認証を取得 佐田整形外科 同時取得は日本初


 佐田整形外科病院を運営する医療法人社団正樹会(福岡市城南区神松寺二丁目、佐田正二郎院長、佐田正樹理事長)は、品質マネジメントの国際標準規格ISO9001、環境マネジメントのISO14001、労働安全衛生マネジメントのOHSAS18001を取得、三月末に認定証を受けた。これら三種の同時取得は、医療法人としては日本初。
 客観的な指標で他病院との差別化を図るとともに、広域からの来院の際の安心感を与えるのが目的。すでに昨年二月、日本医療機能評価機構による「病院機能評価」A認定を取得しているが、加えてISOの理 念である継続的な改善努力を通じ、従業員の質、サービスを高める。ISOなどの国際標準規格は、企業が取得するのが一般的だが、国内の医療法人では例が少なく、三種同時取得は「世界でも前例がない試み」(佐田院長)という。
 同病院・同会は一九八四年十一月、佐田正樹整形外科医院として創 業、九〇年六月医療法人社団正樹会設立 、二〇〇〇年十一月、医療法人社団正樹会・佐田整形外科病院へ名称変更、現在に至る。病床数五十床、関連会社としてスポーツ・健康指導の株式会社スポ研(同所)がある。
 佐田正二郎院長は六七年十一月八日生まれの三十五歳、福岡市出身、福岡大学医学部卒業、専門はスポーツ医学、整形外科。自身もスポーツ選手として、冬季国体のスキー部門県代表選手を四年務めた。「世界水準の病院を目指しており、患者さんなど外向けにも、スタッフの水準向上のためにもISOを有効に使う」と話している。

2003.04.22 発行 週刊経済より