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IHIパワーサービスの全株式を取得 キューデン・インターナショナル


週刊経済2026年4月1日発行号

5月末に子会社化

九州電力㈱のグループ会社でIPP(独立系発電)事業および送電事業など海外向けエネルギー事業を展開する㈱キューデン・インターナショナル(福岡市中央区薬院3丁目、満吉隆志社長)は3月16日、㈱IHI(東京都)の連結子会社「IHIパワーサービス」(カリフォルニア州)の全株式を取得し、子会社化することを明らかにした。株式譲渡は今年5月末の予定で、売却額は非公表。

米国市場において、発電施設の新設や老朽化した設備更新など発電所向け運転・保守(O&M)の需要が伸びていることから、現地発電施設でのオーナー・オペレーターとして技術支援やそれに伴う包括的サービスを提供しているIHIパワーサービスを取得することで、米国における発電事業の拡充を図るのが狙い。なお、九電グループとして米国でのO&M事業に出資するのは今回が初めてという。同社では「今回の出資を通じて、国内事業で培ってきた発電所運営の経験、ノウハウとIHIパワーサービスが米国事業で蓄積してきた経験とノウハウとの相乗効果を創出し、さらなる企業価値向上を目指す」と話している。

IHIパワーサービスは2012年に設立。主に米国発電所の運転や保守サービス、規制対応などのコンサルティング業務を展開している。従業員数は550人(25年12月現在)で、25年3月期の売上高は1億2600万ドル(約200億円)。

キューデン・インターナショナルは1999年8月に設立。資本金は約644億円、25年3月期の売上高は61億400万円。