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DiDiモビリティジャパンと事業提携 第一交通産業


大阪で配車サービス試験導入

第一交通産業㈱(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)は9月10日、DiDiモビリティジャパン㈱(東京都港区東新橋1丁目、Stephen Zhu社長)と今秋開始のタクシー配車プラットフォームサービスの利用契約を結んだ。
まずは大阪府内で運行する同社タクシー車両のうち約7割に当たる600台に同配車サービスに必要な端末機器を設置し、トライアルサービスを開始。9月27日にはDiDiモビリティジャパンが同エリアでタクシー配車プラットフォームの提供を始める。サービス導入に関するアドバイスや運転手のトレーニングなどのサポートを受けながら、大阪エリア内でのタクシー配車の利便性向上を図るとともに、配車アプリの利用傾向を把握することで今後の市場性と事業運用面の機能性を分析し、他地域での導入検討を進める。本運用の導入時期、エリアなどについては未定だが、訪日外国人を当初の対象とすることから国際空港に隣接する東京、大阪、京都、福岡、沖縄からの導入を想定している。
DiDiモビリティジャパン㈱は、世界最大級の交通プラットフォームを手掛けるDidi Chuxing(滴滴出行・ディディチューシン)とソフトバング㈱が共同出資し、日本で次世代の配車サービスを提供することを目的に今年6月28日に設立した。今秋から大阪、京都、福岡、沖縄、東京やその他の主要都市でトライアルとして無償提供を始める計画。Didi Chuxingの乗車アプリケーションは、中国を中心に約5億5000万人が登録し、北京など世界400都市以上でサービスを提供しているという。

2018年9月26日発行