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CO2排出量など環境管理できるWebサービス  シェアデザイン    仙台市のイートス社と提携


 人材サービス業の株式会社シェアデザイン(福岡市中央区天神4丁目、古賀洋社長)は、10月から事業所向けに電気などエネルギー使用量とCO2など温室効果ガスの排出状況を管理できるASP形式のWebサービス「エコ魂(エコたま)」を発売した。
 これは自動車関連産業向けの人材サービスから人材を含めた環境関連サービスへ事業をシフトしていく一環。同サービスを今年5月に発売した仙台市青葉区のソフトウェア開発、イートス株式会社(増子良一社長)と販売代理契約を交わし、展開していく。同サービスでは、特別なアプリケーションが無くても、複雑で難しいCO2排出量やエネルギー係数の管理や計算が容易にでき、低コストで管理運営できるのが特徴。電気やガスなど約30種類のエネルギー使用量を入力するとCO2排出量を自動換算し、削減状況を可視化(グラフ化)し、削減効果を直感的に現状把握できる。また各種データを蓄積し、規制対象事業者に義務付けられている定期報告書の作成も支援する。料金は1企業に月8000円から、自治体向けは3万円(施設数は無制限)。同社では環境に配慮した経営を目指す企業や定期報告書提出義務がある企業を主な対象に販売し、09年内に100社との契約を目指す。
 同社は昨年10月設立。資本金700万円で、トヨタ自動車OBなどで構成する豊田エンジニアリング株式会社などが出資。主に特Aランク人材やアジア人エンジニアの紹介を軸に人材サービスを展開。今後は代替エネルギー、特に太陽光発電事業を計画し、環境関連事業に特化して株式公開を目指す。古賀社長は福岡市博多区美野島出身。1967年8月3日生まれの41歳。県立柏陵高校卒。期間従業員として自動車生産に長年従事したのち、大手人材サービス会社でエンジン生産ライン立ち上げや運営を手がける。その後、中国人ビジネスサービス会社や地場人材サービス会社の中国事業室長を経て、同社設立。趣味は旅行。