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AIによる不良品予測の判断理由を表示 スカイディスク


トーテックアメニティと共同開発

AIやIoTサービスを展開する㈱スカイディスク(福岡市中央区舞鶴2丁目、橋本司社長)はこのほど、製造業向けシステム開発のトーテックアメニティ㈱(名古屋市西区、坂井幸治社長)と共同でAIによる不良品発生予測とその判断理由を説明するサービスを開発し、9月18日に公開した。
従来は製造業向けにAIで不良品の発生を予測するサービスを導入していたが、判断プロセスが可視化できないため予測結果を信頼できないなど実用化に向けた課題があった。今回は自動車部品製造のための射出成形機を対象に、不良品発生予測のAIとその判断理由を説明するAIを作成し、管理画面で結果を表示。良品と不良品のデータを比較できるほか、月・週・日単位での製造データの変化もグラフで確認可能。管理者・検査員がPCで結果をチェック後に、AIが不良品と予測したもののみ人間が検査することで、目視のために機械ごとに配置されていた人員の削減や検査工数の短縮につながるという。価格は対応機械やデータ量により異なるためその都度見積もる。
同社は「AIが予測した不良品を人間が検査するワークフローの構築で全品検査する必要がなくなることがポイント。製造業の生産性向上に寄与していきたい」と話している。
同社は2013年10月設立。資本金8億6700万円。従業員数67人。

2019年10月1日発行