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9月補正予算に12億円、災害復旧がメーン 北九州市


週刊経済2025年9月10日発行号

小6と中3の給食費免除も

北九州市は8月28日、9月議会に提出する補正予算案を発表。一般会計で約12億円の予算を組んだ。
用途の主な柱は、「災害復旧」「物価高・米国関税対策」「子育て・教育」「にぎわいづくり」。最も予算を割いたのが、8月の大雨に関わる災害復旧予算で、道路・河川・公園・農地の早期復旧に向け、約6・1億円を割り当てた。また、物価高対策の面では、進学に備えた出費が増える小学6年生、中学3年生の給食費の保護者負担を、3カ月間(来年1月~3月)免除するために、約1・7億円を充てている。
武内市長は会見で「特に災害復旧に関しては、被災地の皆さまが一日も早く日常を取り戻すためにも、また二次災害を防ぐという観点からも、速やかに応急対応に着手していく」と話している。