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8月からセブンイレブンで住民票など交付へ  福岡市    区役所より割安


 福岡市は1月17日、コンビニエンスストアのセブンイレブンで住民票などを交付するサービスを8月から開始することを決めた。
 書類交付の利便性向上を目的とした取り組みで、県内では大牟田市に続き2例目。政令市では初となる。住民票、印鑑登録証、戸籍記録事項証明書、戸籍の附表の4種類。同店の専用端末で、住民基本台帳カードを用いて発行する仕組み。平日、休日ともに午前6時半から午後11時半まで(戸籍関連の書類は平日午前9時から午後5時まで)。利用時間は区役所での発行に比べ、手数料がそれぞれ50円ほど割安になるほか、半年間は同店での住基カード発行手数料を無料にするという。同市ではシステムの開発費に53百万円、運用経費に25百万円を計上している。
 2010年度に福岡市で発行された住民票の写しは約78万件に上る。高島市長は会見で「市民は、区役所にわざわざ出向かずとも書類が受け取れるようになる。区役所の負担を減らすことで、職員の配置も効率的に見直せる」と話している。