NEWS

  • 地域

7年連続増収、2年ぶりの増益  きょくとう    関東地区好調とコスト削減で


 ホームクリーニング業の株式会社きょくとう(福岡市博多区金の隈1丁目、牧平年廣社長)の09年2月期決算は、売上高が75億1300万円で前期比6・0%増、経常利益が4億2800万円で同17・9%増の増収増益となった。7年連続増収で2年ぶりの増益。
 昨年5月に春日市の有限会社クイックのだやから1工場8店舗の営業権を譲り受けたほか、新規市場の開拓を進める関東地区の業績が好調で増収となった。また、工場の運営、管理を見直し、時間管理を徹底するなどの運営面改善や、回収乾燥機の買い替えを推進して39台導入したことで、クリーニング溶剤の回収率が高まりコスト削減を図ったことが増益につながった。同社では「ハンガーデポジットの料金についても、10円から20円に値上げしたことで、回収効果を上げることが可能となった。環境保全、資源の再利用については、前年に引き続き実施していきたい」と話している。今期はM&Aを基本とした新規営業エリアの開拓や、既存エリアへの新規出店45店舗を計画しており、売上高は77億円で前期比2・5%増、経常利益が4億3300万円で同1・2%増の増収増益を見込んでいる。
 同社は1964年6月創業、1980年設立、資本金5億5509万円、2002年4月JASDAQに上場。牧平社長は、長崎市出身、1933年9月10日生まれの75歳、西南学院大学、趣味は読書、古代史。