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7億円かけ久山町に特殊車両工場建設 三友機器    生産能力1・5倍に


食品包装、畜産環境プラント設計施工の三友機器株式会社(福岡市中央区大手門1丁目、河内旭会長)は10月完成を目指し、糟屋郡久山町猪野にボトルメーカー向けの特殊車両製造工場を建設する。総投資額は約7億円。
同社では、特殊車両製造の小西ボディー(同町)と太陽ボデー(同郡須惠町大字植木)をそれぞれ一昨年と昨年に子会社化しており、今期(2014年12月期)中に両社を合併し、「三友ボディー」を設立予定。新工場建設で、コカ・コーラなどのボトルメーカーが商品運送に使用する特殊車両の生産体制を整え、受注拡大を目指す。敷地面積は5960平方m。鉄筋造の平屋建てで、建築面積は1659平方m。生産能力は小西ボディーと太陽ボディを合わせた現在の1・5倍になる。三友機器の河内会長は「現在、特殊車両を扱う業者は九州に当社ともう1社だけなので、受注拡大は見込める。ボトルメーカーの生産ラインに機械を卸している当社だからこそできる提案をしていきたい」と話している。
同社は1975年11月設立。資本金は5000万円。従業員は117人。売上高は88億円(13年12月期)。
河内会長は46年1月9日生まれの68歳。熊本県山鹿市出身。趣味はゴルフ。