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62万kWのひびき発電所が運開へ、世界最高水準の熱効率 ひびき発電合同会社
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週刊経済2026年4月1日発行号
初の九電・西部ガスの共同発電事業
LNG火力発電所を運営する目的で設立されたひびき発電合同会社(北九州市若松区向洋町、志賀栄一代表)は3月31日、2023年から建設を進めてきた「ひびき発電所」の営業運転を開始する。
ともに合同会社に出資した九州電力、西部ガスにとって初の共同発電事業で、西部ガスにとっては初の自主開発電源となる。発電規模は62万kWで、年間で約110万世帯分の電力を供給できる。発電方式はCO2排出量が少ないガスタービンコンバインドサイクル方式。ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた高効率な発電方式で、熱効率約64%は世界最高水準となる。発電所の運営は九州電力に委託する形で、事務作業等の一部を西部ガスが担う。隣地には西部ガスのひびきLNG基地が立地しており、燃料となるLNGは九州電力と西部ガスがそれぞれ供給。その割合に応じて、小売する電力を配分するという。会社の出資比率は九州電力が8、西部ガスが2となっている。
松尾茂寿副代表は「エネルギーのベストミックスを政府が推進する中で、LNGを含む多様な燃料を用いることは極めて重要。特に昨今の情勢に伴う重油の高騰などを踏まえると、その重要性が高まっていると感じる」と話している。

