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6月めどにカレー専門店4店舗出店を計画   ウエスト   100店舗体制を目標に展開


 うどん・焼肉など飲食店を多店舗展開する株式会社ウエスト(福岡市博多区三筑一丁目、中野泰宏社長)は今年六月をめどに、カレーライス専門店四店の出店を計画している。
 同社は事業の多角化を図るため、二月に第一号店となるカレー専門店を同区三筑一丁目に出店した。今後百店舗体制を目標に展開していく。場所は同市南区長住、粕屋郡新宮町、北九州市八幡西区、佐賀市鍋島町を計画しており、全て同社の「味の街」敷地内に出店する予定。広さは約八十平方メートルで、メニューはビーフカレーをメーンにトッピングなどを用意。また、デザート類も充実させ、若者、サラリーマン、ファミリーなどの幅広い客層をターゲットとする。客単価は一人六百円前後で、年商は一店舗六千万円を見込んでいる。
 中野社長は「幅広い客層をターゲットに、焼肉・うどんに続く第三の柱として確立させていく」と話している。
 自然野菜や豆腐料理メーンの和食店を出店  また同社は二月二十五日、佐賀市鍋島に自然野菜や豆腐料理をメーンとした和食店をオープンした。
 場所は国道34号線沿いの「味の街」佐賀店敷地内で、店舗面積は約二百二十平方メートル。客席は座敷や個室など約八十席。有機野菜や豆腐などを使用した料理をメーンに、ランチタイムには約三十種類の料理を取りそろえたバイキングを楽しむことができる。客単価は約千二百円を見込んでいる。
 同社は一九六六年三月設立・創業。資本金は三億七百九十万円。従業員は四百人。現在、九州・山口と関東地方で店舗展開している。
 中野社長は粕屋郡新宮町(中国・ハルビン生)出身。一九二八年四月二十五日生まれの七十六歳。旧制修猷館中学校卒。趣味は水泳。

2005.3.29 発行 週刊経済より