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5月10日を「コンポストをたのしむ日」に制定 ローカルフードサイクリング
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週刊経済2025年10月22日発行号
循環型社会づくりを推進
生ごみ堆肥化を軸に環境循環事業を展開するローカルフードサイクリング㈱(福岡市東区香住ヶ丘6丁目、平由以子社長)は、5月10日を「コンポストをたのしむ日」として制定し、(一社)日本記念日協会に登録された。
身近な生ごみを「資源」として捉え直し、家庭・企業・自治体が協働して循環型社会をつくるきっかけにする狙い。同社は2019年にバッグ型の家庭用堆肥器「LFCコンポスト」を開発し、全国で普及活動を展開。これまでに約5万人が利用し、累計1019トンの生ごみを堆肥化、約500トンのCO2排出削減につなげてきた。今回の制定を通じ、個人だけでなく企業や自治体などが共通アクションとして参加できる仕組みづくりを進める。「コンポストをたのしむ日」は、コ(5)ンポスト(10)の語呂合わせに由来。生ごみの堆肥化を楽しみながら、自然との共生や食文化の循環を身近に感じる日とした。2026年5月には、全国各地でのワークショップや学校・企業との連携イベント、SNSキャンペーンなどを予定している。
平社長は「生ごみは栄養ある資源。堆肥を通して土と人をつなぎ、持続可能な社会を育てたい」と話しており、今後も企業・自治体と協働したPR活動を展開していく考え。

