NEWS

5億円の「サステナビリティ・リンク・ローン」締結 大英産業


週刊経済2026年4月15日発行号

北九州銀行とZEH水準100%達成に向け

地場不動産デベロッパー大手の大英産業㈱(北九州市八幡西区下上津役4丁目、一ノ瀬謙二社長)は、㈱北九州銀行(北九州市、嘉藤晃玉頭取)と「サステナビリティ・リンク・ローン」の契約を締結した 。融資金額は5億円で、期間は5年。

サステナビリティ・リンク・ローンは、借り手が設定したサステナビリティに関する目標(SPTs)の達成状況に応じて融資条件が連動する融資手法で、今回の契約は、山口フィナンシャルグループが策定したフレームワークに基づき、格付投資情報センター(R&I)から第三者評価を取得している。

大英産業は今回の融資において、戸建て新築分譲住宅、および分譲マンションの総引渡し戸数のうち、「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準住宅」が占める比率を評価指標に設定。具体的な数値目標としては、2025年9月期実績の29%から段階的に引き上げ、最終年度となる30年9月には100%に到達させる計画を掲げている。前半期間にマンションのZEH化を先行させ、後半期間に戸建て住宅を移行させる「テールヘビー型」の構成となっており、同社ではこれを「十分に野心的な水準」と判断。また「地域愛着経営」のもと、木材廃棄量の削減や「こども大工」プロジェクトなど、地域の持続可能性向上に資する取り組みも推進しながら、脱炭素社会の実現と地域の価値向上に貢献していく。