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4~9月は需要減で経常赤字に  TOTO    通期下方修正、経常益40億円へ


 衛生陶器製造のTOTO(北九州市小倉北区中島2丁目、張本邦雄社長)の2010年3月第2四半期(09年4~9月)連結決算は、売上高が2046億7200万円で前年同期比12・5%減、経常損益は15億600万円の赤字(前年同期は40億円の黒字)となった。
 リモデル(増改築)需要の創出や海外での事業基盤強化を進めたが、景気後退による大幅な需要減が影響した。利益面では生産体制見直しによる在庫削減や経費削減、一時帰休、賃金カットにも取り組んだが、売上高の減少を挽回できなかった。営業損益は15億8300万円の赤字(同38億9500万円の黒字)。当期純損益は46億600万円の赤字(同46億8900万円の赤字)となった。主な需要分野別の売上高は「新築」が603億円で前年同期比19%減、「リモデル」が1150億円で同5%減、「海外」は266億円で同21%減となった。
 通期では前回予想を下方修正し、売上高4180億円、営業利益50億円、経常利益40億円、当期純損失10億円を見込む。