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4月21日筑紫郡那珂川町に日帰り温泉施設をオープン 北山興産 名称は「源泉野天風呂 那珂川清滝」


 商業施設の賃貸管理、不動産開発などの株式会社北山興産(福岡市西区内浜一丁目、北山英樹社長)は四月二十一日、筑紫郡那珂川町南面里に日帰り温泉施設「源泉野天風呂 那珂川清滝(げんせんのてんぶろ なかが わせいりゅう)」をオープンした。
 これは経営の多角化を図るために新規事業としてスタートさせたもの。場所は、国道385号沿いの共栄橋近く。敷地面積は約一万平方メートル、建物は平屋建て、延べ床面積は約千六百五十五平方メートル、駐車場は百三十台を収容。泉質はアルカリ単純泉、ラドン泉の二種類の天然温泉で、十種類以上の露天風呂や家族風呂(四つ)、サウナ、内湯などを計画。露天風呂からは、高さ六m、幅十四mの大滝を眺めることができるほか、施設内外では有料のバリニーズ(バリ伝統のマッサージ)やエステなどを行う。また和食処を直営とし、個室を設けるなどしてくつろぎのスペースを提供する。入浴料は千円前後になる予定で、来客は年間約三十万人、売上高は約六億円を見込んでいる。スタッフは、パート・アルバイトも含め約五十人を在籍させ、接客やサービスの徹底に努める。営業時間は午前十時から午前一時まで。同社では「スーパー銭湯や健康ランドとは全く違う、自然の素朴さや癒しを感じさせる大人の為のこだわりの施設にしたい」と話している。
 同社は、一九七二年六月設立、資本金は一千万円、従業員は三十六人(グループ合計二百人)、二〇〇三年九月期の売上高は十億千四百九十八万円(グループ合計二十二億六十七万円)。
 北山社長は、福岡県早良区高取出身、一九六八年一月四日生まれの三十六歳、専修大学経営学部中退、趣味はゴルフ、ヨット。

2004.3.9 発行 週刊経済より