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4月1日付で教育事業部を新設  フロイデ    企業の採用面などサポート


 システム開発を手掛けるフロイデ株式会社(福岡市博多区博多駅東3丁目、吉谷愛社長)は4月1日、IT技術者育成の教育事業部を新設した。
 中小企業緊急雇用安定助成金対象企業向けの技術教育訓練講座で培ったノウハウを生かし、新たに事業部を立ち上げ、内容を拡大した。事業部は社員2人体制で、非常勤講師5人と展開していく。入社試験や社員教育を請け負う形で、従来の各種プログラム言語やデータベースの講習に加え、採用面をサポートする。具体的には企業のインターン生に対して人材研修を行い、毎月試験を実施して、その中から優秀な人材を確保していく。企業の要望と予算に応じて、期間やカリキュラム、テキストなどを決定する。対象人数は30人以上で、ひと月の平均予算は百万円~2百万円。初年度は5件の契約を目指す。
 また、ソフトウエア開発、人材紹介サービスを手掛ける東京の株式会社アールラーニング(同新宿区西新宿7丁目、庄司貢一郎社長)と連携し、専門学校生や大学生向けのIT技術者養成講座も開講する。同講座を受講した学生を同社に紹介し、就職をあっせんする。学校の導入費は無料。
 吉谷社長は「入社後のミスマッチを防ぐため、通常面接では見ることのできない視点から採用に役立てればと考えた。エリアは限定していないので、幅広く対応していきたい」と話している。
 同社は1987年1月設立、資本金1千万円、従業員35人。12年6月期売上高は2億4千万円(見込み)。昨年9月に東京事業所(同千代田区飯田橋3丁目)を開設。
 吉谷社長は北九州市八幡西区出身。1972年9月8日生まれの39歳。西南女学院短期大学保育科卒。趣味は読書、温泉。