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4億円かけ粕屋町の処理施設増設  九州環境マネジメント   処理能力は1・6倍に


 九州電力グループで、文書類機密抹消リサイクル業・九州環境マネジメント株式会社(福岡市中央区薬院1丁目、今村秀人社長)が総工費4億円かけ、増設していた糟屋郡粕屋町仲原の機密文書の処理施設が、このほど完成し、7月2日から稼働した。
 第1施設の年間処理能力5000トンを上回る処理量を確保できたことや、今後も機密文書処理需要の増加が見込まれることから、敷地内に年間3000トン処理する第2施設を増設したもの。場所は県道607号線、仲原(口ノ坪)交差点北側の「福岡セキュリティセンター」。敷地面積約8500平方mで、第2施設は2階建てで延べ床面積2007平方m。1階が処理施設で2階が文書保管庫。1階には、人の手に触れず自動で処理できる「自動機密抹消処理機器」を導入。さらに、監視カメラ、温感センサーなどのセキュリティ設備で防犯体制を整えている。設備強化により、総処理能力は1・6倍の年間8000トンとなる。同社では「九州での唯一の機密文書専業事業者として、同業他社との差別化やお客様との信頼関係を一層強化していく。今後も機密文書のリサイクルを通して、お客様のコンプライアンス経営を支えるとともに、循環型社会の形成に貢献していきたい」と話している。
 同社は2001年5月設立、資本金8000万円、従業員26人、売上高5億5800万円(09年3月期)。