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34億円かけた新工場が稼働 三友機器


週刊経済2023年5月30日発行号

子会社の本社、製造機能を移転

食品包装、畜産環境プラント設計施工の三友機器㈱(福岡市中央区大手門1丁目、平木一男社長)が古賀青柳工業団地(古賀市青柳町)に建設した新工場が6月1日、稼働を開始した。投資額は約34億。
ボトルメーカー・家畜運送向けの特殊車両を手がける子会社・三友ボディー㈱の製造拠点のほか、家畜ふん尿や汚泥などの有機物を急速堆肥化するプラント「コンポ富士」など環境プラント事業の生産能力を大幅に引き上げる。新工場の敷地面積は4万5千㎡。建築面積は約9700㎡。食堂棟や社員寮(20人入居・2棟)も新設し、今年3月に完成。久山工場の本社機能を新工場に移転していた。久山工場は売却予定。同社では「富士コンボは今後100〜200台販売を目指しており、量産体制が急務。特殊車両事業も単体で黒字化したので、新工場でさらに飛躍させたい」と話している。
同社は1975年11月設立。資本金は5千万円。従業員は117人。
平木社長は福岡県出身。1965年6月18日生まれの57歳。1991年に同社入社。2015年に取締役就任。22年2月代表取締役社長に就任。趣味はゴルフ。