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3月期は4・1%増収の203億3331万円 にしけい


単体で初の200億円突破

地場最大手警備業、㈱にしけい(福岡市博多区店屋町、大坪潔晴社長)の2019年3月期決算は、売上高が前期比4・1%増の203億3331万円と単体で初めて200億円を突破、経常利益は2・3%減の11億843万円だった。
常駐部門、空港部門の単価値上げと現金輸送部門の新規受注によって増収、人件費などの増加で減益となった。部門別に見ると、一般部門の売上高は施設警備の単価値上げ、消防設備販売等の増加で3・3%増の111億4379万円、空港保安部門も単価値上げで5・2%増の63億9055万円、現金輸送部門も、昨年4月に粕屋町に精算センターを新設し、事業拡大への態勢が整ったこともあり、新規業務の受注などで4・7%増の27億9896万円と、全部門で前年を上回った。
今期も機械警備、販売、現送の受注増加、施設警備、空港部門の単価値上げによる増収を見込み、売上高は1・6%増の206億5943万円、経常利益は従業員の処遇見直しによる人件費増加のほか、社員寮建設等の設備投資の減価償却費等を見込み、7・7%減の10億2300万円と増収減益を予想している。

2019年7月2日発行