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3月に博多区千代のデイサービスを譲渡  シダー


譲渡価格は2億500万円

全国にデイサービスセンター、介護付有料老人ホームなどを展開する㈱シダー(北九州市小倉北区大畠1丁目、座小田孝安社長)は11月28日、福岡市博多区千代1丁目の介護施設「あおぞらの里 あすかデイサービス」を社会福祉法人あきの会(福岡市博多区千代1丁目、中村佳奈理事長)に譲渡する契約を締結した。譲渡価格は2億500万円(税別)で、予定日は3月31日。
同社は15年8月に福岡市博多区内の介護事業者からグループホーム、デイサービス、居宅支援を展開する同介護施設を引き継ぎ、合わせて固定資産の譲渡を受け運営してきた。収益性の悪化により将来の回収可能性が認められなくなったため、売却の選択肢を含めた資産の有効活用と財務体質の改善を検討していたところ、同区内で重度障がい者病棟(療養介護)を展開するあきの会から、同介護施設の譲受の申し出を受けたことから譲渡に至った。同介護施設は土地面積824㎡、建物の延床面積は1336㎡。あきの会は2002年7月設立。重度障害者病棟(療養介護)、医療型短期入所生活介護、日中一時支援、就労継続支援A型などの事業を手掛けている。座小田社長は「今回の譲渡で20年3月期末に固定資産売却益1億2300万円(概算)を特別利益として計上する見込み」と話している。
同社は1981年4月設立。資本金4億3228万円。2019年3月期売上高は142億5800万円。従業員2045人。現在全国109拠点で展開している。

2019年12月24日発行