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27年9月からプラスチックごみの分別収集スタート 福岡市
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週刊経済2025年7月23日発行号
約2万5千トンをリサイクルに
福岡市環境局は2027年2月から、プラスチックごみの分別収集をスタートすると発表した。
従来、家庭ごみの分別区分は、「燃えるごみ」「燃えないごみ」「ビン・ペットボトル」の3種類で、区分が増えるのは20年ぶり。プラスチックごみは従来、「燃えるごみ」として処理されてきたが、生産・焼却時に多量のCO2を排出するという課題があった。ごみ処理量の減量を進めるべく、6月議会で廃棄物条例を改正。週1回の分別収集がスタートする運びとなった。市のプラスチックごみの年間処理量は約5万トン。分別収集により、およそ半数、約2万5千トンをリサイクルに回せるようになる見通し。
福岡市環境局の藤本和史局長は「分別収集のスタートまで1年半ほどの期間があるので、市民への周知拡大に努めていく」と話している。近く、一部地域でプラスチック分別収集事業をプレ実施する予定。

