２７年４月に人文科学部開設を計画　筑紫女学園大学

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週刊経済2025年10月29日発行号

３学部制を１学部３学科制に

仏教・浄土真宗の考えを精神とする筑紫女学園大学（太宰府市石坂、南博文学長）は２０２７年４月に人文科学部（仮称）の開設を計画している。

学園創立１２０年を迎えるのに伴い現在の文学部、人間科学部、現代社会学部を一つにまとめ、１学部３学科制にして専門性を高めるもの。新学科は「人文学科（仮称）」（定員８０人）、「心理・共生デザイン学科（同）」（１１０人）、「教育・社会福祉学科（同）」（１１０人）の３学科。

人文学科は日本語、英語、中国語、韓国語など日本やアジア、英語圏の言語や文化を学び、コミュニケーション力と問題解決力を養う。心理・共生デザイン学科は心理専門職・対人援助職養成、コミュニケーションデザイン、共生デザインなどＩＣＴやＡＩを活用して人に寄り添い支える力を育てる。教育・社会福祉学科は、小学校教諭、幼稚園教諭、特別支援学校教諭、保育士など初等教育保育専攻、地域福祉、高齢者福祉、障がい者福祉、児童福祉、医療福祉など社会福祉専攻になる。全学年にゼミ担任制、サポーター企業と連携した進路支援、アプリやＡＩなどの技術により３学科の学びをソフトサイエンスでつなぐ。同大学では「これまでの学びを大切にしながら人に寄り添うテクノロジーや情報活用といったソフトサイエンスの視点も取り入れ、共に生きる社会や情報社会を力強く生き抜く女性の育成を目指す」と話している。